2011.1.11の日記

2011.1.28

以前のホームページより抜粋しています(Tue.01.11.2011の日記より)

もうすぐ
今月からいよいよvice versaのレコーディング作業が開始。
2年ぶりの制作なので、心が躍ります。

わたしは
レコーディングの現場がとても好きです。
ものすごい緊張感と、集中している空気のなかで、
メンバーと呼吸を合わせて音を重ねてゆく時間が
この上なく愛しいと思っています。

大抵、一日に何曲も唄うことが多いので、
のどの調子や体力がいつも心配だけれど、
声が枯れたり、体調が悪くなったことは不思議に一度もありません。

いままで曖昧に表現していた歌唱をひとつひとつ丁寧に掘り下げ
確認していく作業に集中している今日この頃。
これが自分の糧となっていることにあらためて気づかされます。

丁寧に自分の唄を見つめること。
それを無くして、自分の積み重ねはないですね。

テンポやリズムを感じること、
最初の音の入り方、
ひとつのフレーズの終り方、
一音のスピード感、
声色はどんなふうに、
口の開け方、閉じ方、
話すように唄うのか、
叫ぶように唄うのか、

とかとか・・・。

まだ、自分の唄に自分で期待していたい、
まだ、自分にがっかりしたくない、

制作の最後までできるだけのことをやりたいと思います。

2010.8.29の日記

2010.8.30

以前のホームページより抜粋しています(Sun.08.29.2010の日記より)

高崎ライブの翌日は、柏studio Wuuで弾き語りライブでした

ひとりきりのライブはとてもこころもとなく
さびしい気もしました
隣にいつもいるマツオさんがいないので
とても不安になる

うまくもないギターをつまびきながら
不安な気持ちのままステージに立ち、唄を唄う

私はなぜこんなことをしているのだろう

そんなことをふと考えてみたりした夜でした

絶対的憧れの気持ちがあれば
ぜったいその夢はかなうはず
マツオさんが私にいつかそう言っていたように

ギターがうまくなりたい!
私のなかで
そんな絶対的憧れが産まれています

今年の2月にご一緒させていただいたハシケンさん
ハシケンさんは実にかっこよかったです
その姿すべてがかっこいいなと思いました
まさに!憧れの対象です

ハシケンさんはとてもたかそうなギターを使っていました
すげええーすげええー、と
うまくなったらああいうギターを扱えるんだなあ

不思議です
憧れの矛先がどんどん変化してゆく

私はやっぱりがんばれるはず

ミュージシャンとして
シンガーとして
その前に1人の人間として

超えなくてはいけない壁のようなもの

そこから逃げてはいけない

のびのびと唄うタイバンのみなさんの演奏を聞きながら
うらやましく思いました

私もいつか一人のステージでも
のびのびと唄う日がくるはず

聞いてくださったみなさま
ありがとうございました

WUUのオーナーのてっしーさんや明子さん
おぐらさんに
いつも感謝感謝のきもちでいっぱいです

2009.11.25の日記

2009.11.28

以前のホームページより抜粋しています(Wed.11.25.2009の日記より)

自分のギターで弾くことが楽しくて嬉しいです。

リハ中にマツオさんと合わせてみたりすると、
自分の音がうまくかき消され、
なんだか一人前に弾けているような錯覚になり、
より一層盛りあがってきます(笑)。

いいないいな。
アンサンブルができるって楽しいな。

唄だけを唄っているときの気持ちとはまるで別もの。

いまさらですが、音楽をすることのすばらしさを
しみじみ感じてます。

2009.2.24~25の日記

2009.2.28

以前のホームページより抜粋しています。(Tue.02.24.2009の日記より)

けっきょく、風邪だった、というしかないです。
先週の土曜日。
さあこれから関西だー!という日の朝。
起きてみたら、体中のふしぶしが痛くて、とにかく体がだるい。
ぼーっとするし、起きていることができない。
うーん、困った。
お昼には新幹線に乗らなくちゃいけないし。

とにかく行くしかない。
ありとあらゆる薬と喉にいい紅茶を大量に持って、名古屋に向かった。

名古屋でも移動中や休憩中、時間があればすべて寝ていた。
マツオさんは横にいてもほとんどしゃべらなかった。
ライブの打ち合わせも、気持ちのやりとりも、ほとんどせずにステージに立った。

でも、奇跡的に声はすごく出た。
しかも、ふだんよりもいい感じで。
神様、ありがとう。
心からほっとした名古屋ライブ。

写真は、私が喫茶店でほんとに寝ているとき。マツオさんによるものです。はい。

(Wed.02.25.2009の日記より)
ツアーのつづき。

翌日は名古屋から大阪へ。
はじめて近鉄線の電車に乗った。
アーバンライナー、という特急電車はえらく快適でスペースも広々。
私はまだ体調が不調で相変わらず寝てばかりいたので、車窓は楽しめなかったけれど、
起きていたマツオさんによれば、田舎的風景がすごくよかったみたい。
旅にはやっぱり電車がいい。

大阪ライブは楽しかった。
共演の山村誠一さんは、「おばちゃん」に間違われることもあるらしく
mcでいきなり「男です」とひとこと。
のっけからお腹がよじれるほど笑った。さすが大阪のかた!
見た目はファンキーだけど、プレイはいたってまじめ、というか、本気ですごかった。
原田芳宏さんのプレイとはまた違った魅力。
なんというか音が声のよう。唄っている。
聴けば、サックスから始まったミュージシャン歴だそうで、どうりで口笛もプロ級!
スティールパン奏者同士、ライバルでもあり友達でもあるらしく、
ステージの中でも原田さんの話しが出ていた。

打ち上げのとき、これからの活動のことについて、私がもじもじと話していたとき
「で、どうしたいねん!どうなりたいっておもーてんの」と、
ずばっとストレートに聴いてくる。
「おれはライブが好きやねん、とにかく毎日ライブがしてたいねん」
少年のように目を輝かせながら話す山村さん。
確かにかっこいい「男」だった。

山田ヤーソ裕さんは、見た目はスマートなのに爆笑連発の大阪人。
気を使いながらも場を和ませるバランスの良い方だった。
7弦ギターの演奏ももちろんグレート、
vice versaのFlyにショーロ的アプローチでやっていただき、
あの曲が本気でブラジル色を感じたのは初めてだった。
「おれは単に7弦が弾きたいだけやねん」
こちらもやはりストレート。

大阪のミュージシャンは皆かっこええな。

粉もの好きなのに、たこ焼きもお好み焼きも食べることができなかった。
体力と時間がなかったです。残念。
唯一寄れたのは、マーサというカフェ。
みんながおすすめするこのカフェ、木のテーブルや椅子がかわいらしい。
いただいたランチプレートは手作りの味がしてすごくほっとした。
自家製のパンもデザートもおいしくて、もっともっと食べたかった。

東京までの新幹線も。
やっぱり私は眠っていた。
いつも起きていたマツオさんもビールを飲んで眠っていた。
あっという間の2泊3日の旅ライブ。
思い出はいっぱいできた。

2007.9.21の日記

2007.9.28

以前のホームページより抜粋しています。(Fri.09.21.2007の日記より)

つらいことがあって泣いていた

と言っても
いつまでもめそめそしているわけにはいかない
前を向いて生きるのだ
冷静になって 自分にできることをきちんと考えるのだ
それが人間なんだ

と、もうひとりのわたしが言ってくれた

オトナになるといろいろあるものだ

健康でいること
元気でいること
仕事ができること
ご飯が食べれること

当たり前のことが 当たり前にできないことがどんどん増えてくる

大事な人がケガをしたり 病気になったりする
自分が病気になったりもする

他人の痛みを自分の痛みのように思って苦しくなったり
自分の痛みを他人が感じてくれたり

家族と 友達と 仲間たちと 
それぞれの距離感の中で 互いの心をわかりあう
互いを心配しあい、互いを気遣う

「だいじょうぶ?」と声をかけられたら 
その優しい声によって 途端に崩れてしまう もろい心を 誰もが持っている

わたしたちは 決して一人で生きていないんだなあと思う

今日は初めて 誰かのために唄を作りたい と思った

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