記憶の音

2018.1.11

2月9日のライブの準備をはじめています。
この日のテーマは「記憶の音」。
オリジナル曲のほか、まるで自分の歌のように歌詞に気持ちが入るカバー曲を選んで歌います。

思えば、vice versa(私が以前活動していたユニット)の頃はステージの半分がカバー曲、という時期もありました。
ちょうどブラジル音楽に傾倒した頃で、ポルトガル語の音の面白さと、ブラジル人の持つ「なまり」的なグルーブ感を体得しようと、たくさんの曲を練習しステージで歌っていました。(そのモチベーションは、いまでは考えられないのだけれど)
あんなにたくさんのブラジルの曲を歌っていたのに、今パッと歌えるのはごくわずか、身体と心に染み込んだ歌だけがずっと残っているということです。

最近では、1回のステージでカバーを歌うのはわずか2曲程度になりましたが、2/9は、オリジナル曲との距離をとり、歌いたい曲や記憶に残っている曲、これから記憶に残るであろう曲(つまりきっとこれから長く歌うことになるであろう曲とも言えます)を演奏しようと思います。
ステージのパートナーは孤高のギタリスト・前原孝紀さん。どんな曲も彼の色に染まってしまう、確かなテクニックと繊細な表現が持ち味です。
わたしとどんな化学変化が起きるのでしょうか。

新潟の家

2018.1.10

いろんな流れがあって、去年、旧い日本家屋を手に入れました。
場所は生まれ育った新潟県上越市。春夏秋冬、四季がはっきりしている雪深い小さな町です。

直感で手に入れたその家は、ふたり暮らしには広すぎるスペースと大きな庭があります。
持ち主の奥さまはたいへん植物がお好きだったそうで、たくさんの樹木が植えられており、この庭も購入の決め手になりました。

この家は段階的に増築されていて、一番旧い部分が築60年。
そのまま住むにはちょっと、、、という佇まいだったので、職人さんの手を借りながら少しずつリフォームを進めてきました。
大きな改装工事はほぼ終わり、あとは自分たちでできる細かな作業が残っています。
天井を抜いたり、床をフリーリングにしたり。
帰省のたびに家が変化してゆくのはワクワクの連続でした。

東京と上越を行ったり来たりの生活が始まり、暮らしのリズムが完全に変わりました。
これからどうなってゆくのかわからないけれど、きっと自然な流れでいろんなことが変化してゆくのかなと思います。

初めてのお正月。
荒れた天候で外出もままならない日が続き、特にやることがないので、結局いつもの塗装作業をして正月を過ごしました。
ずっと気になっていた土壁の欄間を漆喰で塗り直したら、部屋が明るくなったような。
塗装はかなり面白い。
手を動かしながら、鼻歌を歌ったり、ふっと昔のことを思い出したり。脳みそがリラックスしているのかもしれません。
作業後は心地よい疲労感と達成感、夜は気持ちよく眠れて、いいことばかりです。
初めてやってみることが多くて大変だけれどとても楽しい。こんな経験をさせてくれる家族に感謝しています。

今年も「書く、描く」

2018.1.9

新しい年になり、ずっと欲しかったものを手に入れました。 カジュアルな万年筆と、カリグラフ用のロッドリングペン。
どちらも大きな文具店では取扱いがあるものの、落ち着いて試し書きができるところはほとんどなく、なかなか購入できずにいました。
やっぱりこうときは、蔵前の「カキモリ」です。
たくさんの万年筆を上質な紙で試すことができ、スタッフの方がとても丁寧にゆっくりと説明してくださる。 手に入れた万年筆は信じられないほど安価でしたが、その使い心地は抜群です。
もともと手で書くという行為が好きで、なんでもメモします。
読んだ本のなかで心に残った文を書き留めておいたり、テレビで見た気になったお店や作ってみたいレシピ、街で見かけたポスターを見てひらめいたアイデア、思いついた歌詞の断片などなど。思えば常に何かを書いているような気がします。
去年、万年筆をいただく機会があり(写真:水色の万年筆)気に入って使ってはいるのですが、大事なものなので気軽に持ち歩くことができません。
そこで今回はもっとカジュアルでよりペン先の細いものを選びました。

絵を描くのはものすごーく不得意がゆえに憧れも強いもの。 このロッドリングを使って、もうすぐ訪れる旅先での風景をひみつのノートに描いてみようかな。

年が明けて

2018.1.1

20180101

新潟に来ています。
外は冷たい風が吹いているけれど、月灯りはとてもまぶしい。
2階の窓から顔だけを出して、お月さまを追いかけています。

私たち(私と夫)が住まいを構えたこの町にはお寺が多く点在し、いま、あちこちから聞こえる除夜の鐘の大合唱を聞き入っています。

遠くから、近くから
風に乗って聞こえる鐘の音
すてきです、こんな町。

鐘にはいろんな音程があるのですねー。
ただただじっと耳を澄まして鐘の音色に心をフォーカスさせる年越しは初めて。
実は鐘の大合唱はちょっと期待していたので、とてもうれしい。
来年は音程にうるさいミュージシャンの友人にも聞かせてあげたいです。

さあ新しい年が明けました。
きっと楽しいことばかりの一年ではないと思うけれど、悲しいこともきちんと乗り越えてゆける強さを持てますように。
穏やかな毎日でありますように。

2017年最後のライブ

2017.12.31

20171229

恒例の12月29日吉祥寺ストリングスライブが終わりました。
お集まりくださったみなさま、ありがとうございました。

毎年この日にお会いできるお客さまがいらっしゃいます。
そして今回は遠方からも多くいらしてくださって。いつにも増してあたたかい雰囲気の中で演奏させていただきました。

三島でのライブに続き、ベース須藤ヒサシさん、ヴァイオリン江藤有希さんとのトリオ編成はさらにとてもたのしく、かつ冷静な演奏ができたように思います。(最後は不覚にも泣いて歌えませんでしたが。。。)
ソロになってからの4回目の年末ライブでしたが、今回ほど演奏中頭がクールだったことはありませんでした。よく言えば冷静、悪く言えば熱狂していない、という状態。表現者として熱狂していないというのはあまりよくないかもしれませんが、ミュージシャンとしては一歩階段を上がったのかな、とも思えます。
歌だけ歌っていたころには見えていなかった楽器のアンサンブルの難しさと楽しさを十分に味わったステージでした。 3人の音のバランスやグルーブをリアルタイムで感じながら演奏するという基本的なスタートラインにようやくたどり着いたような気がします。

アルバム「Hello, my sister」収録曲を久しぶりに全曲演奏、アンコールでは即興演奏を。全17曲を聞いていただきました。
どの曲も、ヴァイオリン有希ちゃんの豊かな旋律によってふわりと鮮やかに変化してゆく、そのことがうれしくてたのしくて。
ああーいいな、音楽って。有希ちゃん、どうもありがとうございました!

「一音一音に責任を持つこと」
あらためておふたりから学んだことです。
もっともっと成長したいと心から思うステージが一年の最後でよかった。
ライブのあとに須藤くんともじっくり話しましたが、来年はより質の高いアンサンブルを目指してゆきたい。まだまだこれからです。

来年はついに10回目の年末ストリングスライブです!
2018年の12月29日は土曜日になりますね。(きっとみなさん帰省されているのでしょうね・・・)
毎年お客さまが来てくださるかどうかドキドキの12月なのですが、なんとか来年も12月29日はストリングスライブをがんばりたいと思いますので東京にいらっしゃる方はぜひに!
(あ、その前に2018年3月10日もストリングス出演しまーす)

2017年の全ライブを元気に終えることができました。
いつも応援してくださるみなさまに感謝いたします。2017年、どうもありがとうございました。

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