HIDA

2018.3.6


東京と新潟の2拠点生活をはじめて、足りていないのがとにかく家具。変なものは使いたくないと思うと、それなりに良いお値段。安くないものだから簡単に買うこともできず、とりあえずIKEAのものでとか、とりあえず天板をテーブル代わりにとか。新潟では「とりあえず」だらけの暮らしが続いています。

当たり前だけどいなかの家はひろい、でかい。無駄にスペースありまくり。テーブルも椅子もいくつあっても全然だいじょうぶ。欲しいブランドもあるしアンティークなものもいいし・・と、これまでいろんな家具を見て廻り、勉強してきましたが。つ、ついに!先日購入してしまいました!

昨年、カンブリア宮殿でも取り上げられていた「HIDA」という飛騨産業という家具メーカー。飛騨は言わずもがな木工の町、いつかは行ってみたいと思っている私の憧れの場所ですが、「飛騨産業」は、その中でも創業100年を超える老舗の家具メーカーのひとつ。

ショールームに行ったら、もう一目で気に入ってしまった椅子を見つけてしまい・・・。2時間くらい気持ちを落ち着かせたけれど、結局その日に2脚購入しちゃいました。
HIDAにはいろんなラインナップがあるのだけれど、私が選んだCRECENTというシリーズの椅子は一番人気だそう。立体的に作られた座面とフルアームのバランスが絶妙で、一度座るともう立ち上がりたくなる。価格と質とデザインの良さにほれました。
その翌週、神谷町のもうひとつのショールームでもHIDAの展示会があり、そこでは別のシリーズSEOTOの椅子を2脚購入。こちらは座面を生地貼りに。受注生産なので、どちらもまだ届いていないのですが、どんなふうに家にとけ込んでくれるのか今から楽しみ。

家具そのものも好みだったのだけれど、それ以上に企業好感度アップのものが「飛騨」というフリーペーパー。創業100周年記念社史の編纂作業として2020年まで発行しているらしいのですが、これがまたかわいらしいのなんのって。おもしろのが、ペーパーナイフで切れないと本が読めない仕組み。すぐに読めないって、なんかいいのだ。紙質も昔のわら半紙だったり、ところどころが手書きのイラストだったり。家具を使っているご家庭を紹介したり、飛騨の町についてだったりで、実に味のあるフリーペーパーで、丁寧な仕事と地元・飛騨への愛をこのフリーペーパーで表現されているような気がします。
こういうことってすごく大事。単に製品を売るだけじゃない。学ぶべきポイントです。今年中には行くわ、きっと。待っててね、飛騨。

https://hida-shop.jp/


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