《Report》歌詞をつくるワークショップ 2019/1/10〜2019/1/12

1/10 新年最初の開催は、良きメンバーが集まってくださいました。
いつものことですが、都会の広いカフェを貸し切ってワークショップをやれるなんてとても贅沢なこと。
お店のみなさま、ありがとうございます!今年一年またお世話になります。

歌詞をつくるときにいちばん大事なことは、なんの(だれの)視点なのか、ということ。
自分の視点はもちろんだけれど、歌の世界はなんだってありなので、それも人それぞれ。
現代美術の展示を見てきた方がそこから感じた「なにか」を歌詞に投影したり、未来の自分から見た自分についてのエールだったり。ひとつとして同じじゃない創作の世界は無限なのです。

大好きな妹さんと過ごしたお正月の風景を描いた方がいました。
8年前に姉を亡くした私には胸に響いてしまったな。
その場でコトバにはできなかったけれど、その方の歌詞を唄いながら姉のことを思い出していました。

次回の谷中コーツトカフェでの開催は、3/14木曜日。19:00〜。
ご予約はいつものとおり1ヶ月前から受付いたしますので2/14〜ですね。
参加料:4000円 (1drink付き)
定員:10名
ご予約:こちらから(ご住所の入力は不要)、もしくはお店へお電話ください。
よろしくお願いします。

✳︎お知らせ。
私のこれまでの歩みを記事にしてくださいました。
ワークショップについても触れてくださっています。
ザ・ナチュラル・シューストア
「日々を歩いてvol.2 ~誰のためでもない、自分自身を言葉に」
http://www.thenaturalshoestore.jp/collection/post-4005/

1/12 宇都宮のアトリエmicさんでのワークショップは2回目。
新しい年の始まり、宇都宮もよく晴れた1日で、夜遅くまで楽しい時間となりました。

午前は子供の部。今回も小学1〜6年のこどもたちが参加してくれました。
テーマを特に決めず、それぞれ自由に好きなおはなしに挑戦してもらいます。
子供の部と大人の部では課題曲も変えていますが、シンプルな曲をみなで歌ったり、体を動かしたり。
こどもは憶えるのが早いので、すぐにメロディが体に入ります。

30分くらいの時間でそれぞれのお話ができました。
「社畜の一生」「しぜんの家に暮らしたい」「空の上の鳥になりたい」「かぞく」など、大人とは全然違う視点でものがたり。こどもはやっぱり面白いです!頭のなかはどうなっているんでしょう。

こどもと言えど、ことばにはとてもこだわりがある。
そのことを私も気を使いながら、1フレーズの音使いを大事に大事に歌いました。
あのこどもたちにまた会いたい、そう思えるほんとうに愉快で良い子たち。みんなありがとう。

午後はおとなの部の開催。11名のみなさまと5時間の長丁場となりました。
・地球が自分の中で起きていることを見ている視点
・スマホのsiriになった視点
・猫にたとえた自分の視点
・認知症のおばあちゃんの視点
・最近、塞ぎ込んでいる妻へのエールのことば
・終戦前に起きた宇都宮大空襲の情景を描いたことば

などなど。

前回同様、みなさんの溢れる想像力とご自身の経験が短い歌詞の中に凝縮されていて、どの作品もぐっときました。

こんな深くて濃い時間をご一緒させていただけて、私はただ楽しいばかり。そして、どうしても涙をこらえきれないことばがあります。みなさんの思いの強さに、心が震えてしまう。
ちかごろはすっかり泣き虫になってしまいました。恥ずかしい。

会の後は持ち寄りパーティーでさらに楽しいひとときを。
その日、宇都宮でワークショップをやってらした簑田さんや廣瀬先生、そして東京からの友人も駆けつけてくださり、みなさんと余韻の時間を共有しました。

アトリエmicさん、参加者のみなさま、ありがとうございましたー。
次回の宇都宮開催は夏ごろを予定しております。


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