リスボンから車で1時間ほどの町へ。
感動の再会の一日。
広大な緑の景色、太陽が近い空、たくさんの野菜や果実や花が溢れているガーデン。都会のリスボンとはまた違った風景を見ました。
遠い昔ポルトガルに渡り建築家として活躍後、郊外の町で自然に寄り添った暮らしをされている日本人Yさん。生き方・暮らし方について語るひとことひとことがとても重く、そしてあたたかく感じました。「どんなふうに生きてゆくのか」それはいつも考えていることだけれど、あらためてYさんに強く突きつけられた気がします。自分のしあわせってなんだろう。
またお元気なYさんとお会いしたいです。
月: 2018年1月
旅をしてきました。リスボン3
リスボンでは、一般の方のお部屋を借りるいわゆる「民泊ステイ」にトライしてみました。初めての経験です。
場所はリスボンの中心地からバスで20分くらいの静かな住宅街。細長い小さなおうちながら、朝は日光がたくさん入り、大きなテラスもあります。想像以上にセンスの良い部屋でとても居心地がよかったです。ホストはフリーランスの料理家、英語が堪能なのでコミュニケーションに困ることは一切なく、スーツケースが届かなかったアクシデントにも快く協力してくれました。キッチンは機能的に配置された調理用具がずらり。毎朝の食事は彼女が用意してくれたパンやチーズを自分たちで作って食べて。そんなことも民泊ならではの楽しかった思い出のひとつです。
旅をしてきました。リスボン2
リスボンをひとことで言うならばタイルと石の街。歩くだけで気分がいい。その風景の中にいるだけで、タイムトリップしたような気分に。
滞在中はほんとうにお天気がよく、日中は夏のように強い日差しに汗をかくほどの暑さ。日本が極寒のニュースをよそに、私たちは太陽を浴びていました。
街の中心地は急勾配の坂道が多く、登ったり下がったりを繰り返す。いやはやリスボン市民はさぞかし体力がありそうです。
曲がりくねった細い坂道を強気に走るトラムやバス、乗り心地はよくなかったけれど、街の中の移動ではお世話になりました。
旅をしてきました。 リスボン
旅をしてきました。リスボン、パリ、ロンドンの3都市を10日間で。
東京の自宅を出て20時間以上、ようやくリスボンに到着したのは深夜にも近い時間。空港でスーツケースが出てこなかったというアクシデントもあり、疲れと不安もありつつの初日だったけど、翌日からは快晴のリスボンを楽しみました。
レストランやお菓子のお店は星の数ほどあり、どのお店のディスプレイも美味しそう。老舗のお店を狙って何件かハシゴしてみたり。
ポルトガルと言えば、"codfish"つまり鱈が有名のよう。ポルトガル料理店ではどのお店も「売り」にしている食材のひとつでした。私が気に入ったのは干し鱈を使ったコロッケ、ぼそぼそとした食感が何とも言えない不思議な感じがして、美味しかったです。
ツナやいわしなど魚介の缶詰も代表的な食品のひとつ。国家規模で力を入れているらしく、安心安全で正しい食べ物らしいです。おしゃれな缶詰専門店を見つけたので友人へのお土産にいくつか買いました。ワインとチーズとパンはほんとに安くて日本の半額以下。なんてしあわせな国なんでしょう。
寒い
お正月からはや2週間。新潟の我が家はどうなっているのでしょう。 先日の積雪できっと玄関の前に雪のスロープができているかも(ほんとは階段があるですが)。。。 屋根の上の雪はまだ大丈夫だろうか。 おうちよ、なかなか帰れなくてごめんなさい〜。
カレーが続く日
音楽とは
なんだか、ドキっとしてしまいました。 たしかに私もギターの一音一音、声の一音一音ばかりに心が奪われていたと思います。 弾き語りをするようになって、ステージ中ではほんとうに余裕がなくなりました。 ああ、大事なことを今日は教えていただいた。よかった。
記憶の音

2月9日のライブの準備をはじめています。
この日のテーマは「記憶の音」。
オリジナル曲のほか、まるで自分の歌のように歌詞に気持ちが入るカバー曲を選んで歌います。
思えば、vice versa(私が以前活動していたユニット)の頃はステージの半分がカバー曲、という時期もありました。
ちょうどブラジル音楽に傾倒した頃で、ポルトガル語の音の面白さと、ブラジル人の持つ「なまり」的なグルーブ感を体得しようと、たくさんの曲を練習しステージで歌っていました。(そのモチベーションは、いまでは考えられないのだけれど)
あんなにたくさんのブラジルの曲を歌っていたのに、今パッと歌えるのはごくわずか、身体と心に染み込んだ歌だけがずっと残っているということです。
最近では、1回のステージでカバーを歌うのはわずか2曲程度になりましたが、2/9は、オリジナル曲との距離をとり、歌いたい曲や記憶に残っている曲、これから記憶に残るであろう曲(つまりきっとこれから長く歌うことになるであろう曲とも言えます)を演奏しようと思います。
ステージのパートナーは孤高のギタリスト・前原孝紀さん。どんな曲も彼の色に染まってしまう、確かなテクニックと繊細な表現が持ち味です。
わたしとどんな化学変化が起きるのでしょうか。
新潟の家

いろんな流れがあって、去年、旧い日本家屋を手に入れました。
場所は生まれ育った新潟県上越市。春夏秋冬、四季がはっきりしている雪深い小さな町です。
直感で手に入れたその家は、ふたり暮らしには広すぎるスペースと大きな庭があります。
持ち主の奥さまはたいへん植物がお好きだったそうで、たくさんの樹木が植えられており、この庭も購入の決め手になりました。
この家は段階的に増築されていて、一番旧い部分が築60年。
そのまま住むにはちょっと、、、という佇まいだったので、職人さんの手を借りながら少しずつリフォームを進めてきました。
大きな改装工事はほぼ終わり、あとは自分たちでできる細かな作業が残っています。
天井を抜いたり、床をフリーリングにしたり。
帰省のたびに家が変化してゆくのはワクワクの連続でした。
東京と上越を行ったり来たりの生活が始まり、暮らしのリズムが完全に変わりました。
これからどうなってゆくのかわからないけれど、きっと自然な流れでいろんなことが変化してゆくのかなと思います。
初めてのお正月。
荒れた天候で外出もままならない日が続き、特にやることがないので、結局いつもの塗装作業をして正月を過ごしました。
ずっと気になっていた土壁の欄間を漆喰で塗り直したら、部屋が明るくなったような。
塗装はかなり面白い。
手を動かしながら、鼻歌を歌ったり、ふっと昔のことを思い出したり。脳みそがリラックスしているのかもしれません。
作業後は心地よい疲労感と達成感、夜は気持ちよく眠れて、いいことばかりです。
初めてやってみることが多くて大変だけれどとても楽しい。こんな経験をさせてくれる家族に感謝しています。
今年も「書く、描く」
新しい年になり、ずっと欲しかったものを手に入れました。
カジュアルな万年筆と、カリグラフ用のロッドリングペン。
どちらも大きな文具店では取扱いがあるものの、落ち着いて試し書きができるところはほとんどなく、なかなか購入できずにいました。
やっぱりこうときは、蔵前の「カキモリ」です。
たくさんの万年筆を上質な紙で試すことができ、スタッフの方がとても丁寧にゆっくりと説明してくださる。
手に入れた万年筆は信じられないほど安価でしたが、その使い心地は抜群です。
もともと手で書くという行為が好きで、なんでもメモします。
読んだ本のなかで心に残った文を書き留めておいたり、テレビで見た気になったお店や作ってみたいレシピ、街で見かけたポスターを見てひらめいたアイデア、思いついた歌詞の断片などなど。思えば常に何かを書いているような気がします。
去年、万年筆をいただく機会があり(写真:水色の万年筆)気に入って使ってはいるのですが、大事なものなので気軽に持ち歩くことができません。
そこで今回はもっとカジュアルでよりペン先の細いものを選びました。
絵を描くのはものすごーく不得意がゆえに憧れも強いもの。
このロッドリングを使って、もうすぐ訪れる旅先での風景をひみつのノートに描いてみようかな。