2011.1.2の日記

2011.1.28

以前のホームページより抜粋しています(2011.1.2の日記より)

「パリの想い出」

パリは本当に寒かった。

雪が降っていても
雨が降っていても
とても晴れた日でも
とにかく寒くて寒くて仕方なかった。

ヒートテックとかタイツとかホッカイロとか
とにかく重ねて着込んだけれど
それでも寒さからは逃れられなかった。

クリスマスイブの夜。
パリ在住の方にすてきなレストランをたくさん紹介してもらったけれど、
どこも予約でいっぱい。
思考を変えて、ホテルでおいしいものを食べるために
ギャラリーラファイエットへ。
でも着いた途端に「あと15分で閉店です」のアナウンス。
(しかも日本語で!)
慌ててお惣菜やらワインやらを買い占め、ささやかなイブを過ごした。

この旅。
高級なレストランには入らず、
東京で言えば居酒屋さんの価格帯のお店で、あちこちのビストロで食事をした。

パリはとにかく飲食店が多い。
数が半端じゃないと思う。
あんなにお店があって大丈夫なんだろうかって思うくらい。

アラカルトを注文するお店でも、
メニューには、前菜とメインデッシュがわかれて書かれている。
現地の人達を見ると、締めにデザートもオーダーしていたけれど、
私は二皿でいつもお腹いっぱいになった。
アメリカほどビッグポーションではなかったけれど、
やっぱり東京よりは盛りがやや大きめ。
ワインも飲んで、だいたいいつも3000円-4000円/人だった。
東京よりはお得感がある。

メニューには英語表記がないところも多く、
その度に「説明してください」とお願いをするわたし。

話せなくてもせめてメニューくらいはフランス語でわかるようになりたい。
そう思って、パリで立ち寄った料理学校の関係者の方から、
食品に関する英語×フランス語辞書をいただいて帰った。
(時間があるときは、それを眺めて勉強している。)

街のデリカテッセンやマルシェ。
おいしそうなお惣菜やケーキが並び、
ブーランジェリーではおいしそうなパンがいっぱい。
歩いているだけで、目移りがした。

どのお店もサンドウィッチはおいしかった。
噂通り、パンのレベルは相当高い。

初めてのパリ。
たった3日ではあまりにも時間が足りなかった。

凱旋門もエッフェル塔も
そのスケール感に圧倒されたけれど、
寒くなかったらもっとゆっくり堪能したかった。

ルーブル美術館もポンピドーセンターも
慌ただしく見てしまった。

行きたかったところはたくさんあったのに、
結局私が最優先するのは「食べること」。
胃袋の続くかぎり、おいしいものを求めた旅だった。

「ブリュッセルの想い出」

パリからたったの1時間半で着くはずだったブリュッセルへの移動。
まさかあんなに遅れるとは思わなかった。

パリの寒い北駅で電車を待つ長い時間。
不安だった。
構内アナウンスが何度もあるが、フランス語がわからないので、
何がどうなっているのかよくわからない。
大きな荷物もあるし、座る場所もない。
小さなストーブを囲んで、たくさんの旅人に混じってじっと電車を待つ。

いろんな国の人がいた。
英語もフランス語もオランダ語もドイツ語も中国語も。
ただ電車を待つだけの場所に、いろんな人種が集まっている。

日本を出ると、こんな当たり前の状況にいちいち「違う」ことを確認してしまう。
欧米人には私はおそらく中国人に見えたに違いない。

ガイドブックによれば、ブリュッセルにはアールヌーボ建築の宝庫と。
代表的なところでは「オルタ邸」「ブリュッセル中央駅」「漫画博物館」「楽器博物館」
そのほかにも、古いショッピングアーケードなど、
街のいたるところにその建築様式が残っていて、それを巡る時間がとても楽しかった。

ブリュッセルはパリほど都会ではなく、こじんまりとしていて、
なんだか人も優しい感じがした。
ベルギー料理といえば魚貝類中心のメニューが多く、
なかでもムール貝の蒸し煮とクロケット(=コロッケ)は毎日食べていたし。

雪が残った町並み
初めて来たけれど、とても気持ちがおちついた。
雪を踏みしめるあの感触、なつかしい。
雪が降っているとそんなに寒くないってことも思い出した。
湿気があるので、晴れている日よりもあたたたく感じる。

なんでかな
ここなら住んでもいいな、と思えた街だった。

「アントワープの想い出」

ブリュッセルから電車でたったの40分。
今回の旅の一番の目的だった街、アントワープ。
首都ブリュッセルに比べると小さな街だけれど、
なんとなくずっと惹かれていた街だった。

駅舎がなんていってもビューティフル。
絶対見たほうがいいよ、とベルギー在住の知り合いに言われていたとおり、
そのスケール感と歴史のある重みに圧倒。
アントワープに到着してから、しばらくずっと駅の中を歩き回っていた。

この日はちょうど晴れ間の見えた日。
溶け出した雪道をこけないように歩くのが大変だった。

メインストリートには学生らしき若者たちが溢れ、
町中がハッピーホリデーに向かってにぎやかで、
しんしんと降る雪のパリよりも、気持ちが幾分明るくなった。

アントワープにはとてもおしゃれなお店が多くて
小道に並んだかわいらしいお店を廻るのが楽しかった。
大好きな靴屋さんのこれまたおしゃれな店員さんに、
おすすめベジタリアンレストランを教えてもらって
近くのカフェでランチをとった。
平日だけど、お店のなかはたくさんのお客さんでいっぱい。
雰囲気はまるで東京のカフェに似ていて、なんだか安心できた。

アントワープで一番感激したのは教会。
今回、いろいろ教会を見て廻ったけれど、一番の感動は
「アントワープ・ノートルダム大聖堂」
(フランダースの犬でも有名らしいけど)

たった5ユーロでこういうものに触れることができるなんて
すばらしい!

2011.1.11の日記

2011.1.28

以前のホームページより抜粋しています(Tue.01.11.2011の日記より)

もうすぐ
今月からいよいよvice versaのレコーディング作業が開始。
2年ぶりの制作なので、心が躍ります。

わたしは
レコーディングの現場がとても好きです。
ものすごい緊張感と、集中している空気のなかで、
メンバーと呼吸を合わせて音を重ねてゆく時間が
この上なく愛しいと思っています。

大抵、一日に何曲も唄うことが多いので、
のどの調子や体力がいつも心配だけれど、
声が枯れたり、体調が悪くなったことは不思議に一度もありません。

いままで曖昧に表現していた歌唱をひとつひとつ丁寧に掘り下げ
確認していく作業に集中している今日この頃。
これが自分の糧となっていることにあらためて気づかされます。

丁寧に自分の唄を見つめること。
それを無くして、自分の積み重ねはないですね。

テンポやリズムを感じること、
最初の音の入り方、
ひとつのフレーズの終り方、
一音のスピード感、
声色はどんなふうに、
口の開け方、閉じ方、
話すように唄うのか、
叫ぶように唄うのか、

とかとか・・・。

まだ、自分の唄に自分で期待していたい、
まだ、自分にがっかりしたくない、

制作の最後までできるだけのことをやりたいと思います。

2010.8.29の日記

2010.8.30

以前のホームページより抜粋しています(Sun.08.29.2010の日記より)

高崎ライブの翌日は、柏studio Wuuで弾き語りライブでした

ひとりきりのライブはとてもこころもとなく
さびしい気もしました
隣にいつもいるマツオさんがいないので
とても不安になる

うまくもないギターをつまびきながら
不安な気持ちのままステージに立ち、唄を唄う

私はなぜこんなことをしているのだろう

そんなことをふと考えてみたりした夜でした

絶対的憧れの気持ちがあれば
ぜったいその夢はかなうはず
マツオさんが私にいつかそう言っていたように

ギターがうまくなりたい!
私のなかで
そんな絶対的憧れが産まれています

今年の2月にご一緒させていただいたハシケンさん
ハシケンさんは実にかっこよかったです
その姿すべてがかっこいいなと思いました
まさに!憧れの対象です

ハシケンさんはとてもたかそうなギターを使っていました
すげええーすげええー、と
うまくなったらああいうギターを扱えるんだなあ

不思議です
憧れの矛先がどんどん変化してゆく

私はやっぱりがんばれるはず

ミュージシャンとして
シンガーとして
その前に1人の人間として

超えなくてはいけない壁のようなもの

そこから逃げてはいけない

のびのびと唄うタイバンのみなさんの演奏を聞きながら
うらやましく思いました

私もいつか一人のステージでも
のびのびと唄う日がくるはず

聞いてくださったみなさま
ありがとうございました

WUUのオーナーのてっしーさんや明子さん
おぐらさんに
いつも感謝感謝のきもちでいっぱいです

2009.11.25の日記

2009.11.28

以前のホームページより抜粋しています(Wed.11.25.2009の日記より)

自分のギターで弾くことが楽しくて嬉しいです。

リハ中にマツオさんと合わせてみたりすると、
自分の音がうまくかき消され、
なんだか一人前に弾けているような錯覚になり、
より一層盛りあがってきます(笑)。

いいないいな。
アンサンブルができるって楽しいな。

唄だけを唄っているときの気持ちとはまるで別もの。

いまさらですが、音楽をすることのすばらしさを
しみじみ感じてます。

2009.2.24~25の日記

2009.2.28

以前のホームページより抜粋しています。(Tue.02.24.2009の日記より)

けっきょく、風邪だった、というしかないです。
先週の土曜日。
さあこれから関西だー!という日の朝。
起きてみたら、体中のふしぶしが痛くて、とにかく体がだるい。
ぼーっとするし、起きていることができない。
うーん、困った。
お昼には新幹線に乗らなくちゃいけないし。

とにかく行くしかない。
ありとあらゆる薬と喉にいい紅茶を大量に持って、名古屋に向かった。

名古屋でも移動中や休憩中、時間があればすべて寝ていた。
マツオさんは横にいてもほとんどしゃべらなかった。
ライブの打ち合わせも、気持ちのやりとりも、ほとんどせずにステージに立った。

でも、奇跡的に声はすごく出た。
しかも、ふだんよりもいい感じで。
神様、ありがとう。
心からほっとした名古屋ライブ。

写真は、私が喫茶店でほんとに寝ているとき。マツオさんによるものです。はい。

(Wed.02.25.2009の日記より)
ツアーのつづき。

翌日は名古屋から大阪へ。
はじめて近鉄線の電車に乗った。
アーバンライナー、という特急電車はえらく快適でスペースも広々。
私はまだ体調が不調で相変わらず寝てばかりいたので、車窓は楽しめなかったけれど、
起きていたマツオさんによれば、田舎的風景がすごくよかったみたい。
旅にはやっぱり電車がいい。

大阪ライブは楽しかった。
共演の山村誠一さんは、「おばちゃん」に間違われることもあるらしく
mcでいきなり「男です」とひとこと。
のっけからお腹がよじれるほど笑った。さすが大阪のかた!
見た目はファンキーだけど、プレイはいたってまじめ、というか、本気ですごかった。
原田芳宏さんのプレイとはまた違った魅力。
なんというか音が声のよう。唄っている。
聴けば、サックスから始まったミュージシャン歴だそうで、どうりで口笛もプロ級!
スティールパン奏者同士、ライバルでもあり友達でもあるらしく、
ステージの中でも原田さんの話しが出ていた。

打ち上げのとき、これからの活動のことについて、私がもじもじと話していたとき
「で、どうしたいねん!どうなりたいっておもーてんの」と、
ずばっとストレートに聴いてくる。
「おれはライブが好きやねん、とにかく毎日ライブがしてたいねん」
少年のように目を輝かせながら話す山村さん。
確かにかっこいい「男」だった。

山田ヤーソ裕さんは、見た目はスマートなのに爆笑連発の大阪人。
気を使いながらも場を和ませるバランスの良い方だった。
7弦ギターの演奏ももちろんグレート、
vice versaのFlyにショーロ的アプローチでやっていただき、
あの曲が本気でブラジル色を感じたのは初めてだった。
「おれは単に7弦が弾きたいだけやねん」
こちらもやはりストレート。

大阪のミュージシャンは皆かっこええな。

粉もの好きなのに、たこ焼きもお好み焼きも食べることができなかった。
体力と時間がなかったです。残念。
唯一寄れたのは、マーサというカフェ。
みんながおすすめするこのカフェ、木のテーブルや椅子がかわいらしい。
いただいたランチプレートは手作りの味がしてすごくほっとした。
自家製のパンもデザートもおいしくて、もっともっと食べたかった。

東京までの新幹線も。
やっぱり私は眠っていた。
いつも起きていたマツオさんもビールを飲んで眠っていた。
あっという間の2泊3日の旅ライブ。
思い出はいっぱいできた。

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