2009.2.24~25の日記

2009.2.28

以前のホームページより抜粋しています。(Tue.02.24.2009の日記より)

けっきょく、風邪だった、というしかないです。
先週の土曜日。
さあこれから関西だー!という日の朝。
起きてみたら、体中のふしぶしが痛くて、とにかく体がだるい。
ぼーっとするし、起きていることができない。
うーん、困った。
お昼には新幹線に乗らなくちゃいけないし。

とにかく行くしかない。
ありとあらゆる薬と喉にいい紅茶を大量に持って、名古屋に向かった。

名古屋でも移動中や休憩中、時間があればすべて寝ていた。
マツオさんは横にいてもほとんどしゃべらなかった。
ライブの打ち合わせも、気持ちのやりとりも、ほとんどせずにステージに立った。

でも、奇跡的に声はすごく出た。
しかも、ふだんよりもいい感じで。
神様、ありがとう。
心からほっとした名古屋ライブ。

写真は、私が喫茶店でほんとに寝ているとき。マツオさんによるものです。はい。

(Wed.02.25.2009の日記より)
ツアーのつづき。

翌日は名古屋から大阪へ。
はじめて近鉄線の電車に乗った。
アーバンライナー、という特急電車はえらく快適でスペースも広々。
私はまだ体調が不調で相変わらず寝てばかりいたので、車窓は楽しめなかったけれど、
起きていたマツオさんによれば、田舎的風景がすごくよかったみたい。
旅にはやっぱり電車がいい。

大阪ライブは楽しかった。
共演の山村誠一さんは、「おばちゃん」に間違われることもあるらしく
mcでいきなり「男です」とひとこと。
のっけからお腹がよじれるほど笑った。さすが大阪のかた!
見た目はファンキーだけど、プレイはいたってまじめ、というか、本気ですごかった。
原田芳宏さんのプレイとはまた違った魅力。
なんというか音が声のよう。唄っている。
聴けば、サックスから始まったミュージシャン歴だそうで、どうりで口笛もプロ級!
スティールパン奏者同士、ライバルでもあり友達でもあるらしく、
ステージの中でも原田さんの話しが出ていた。

打ち上げのとき、これからの活動のことについて、私がもじもじと話していたとき
「で、どうしたいねん!どうなりたいっておもーてんの」と、
ずばっとストレートに聴いてくる。
「おれはライブが好きやねん、とにかく毎日ライブがしてたいねん」
少年のように目を輝かせながら話す山村さん。
確かにかっこいい「男」だった。

山田ヤーソ裕さんは、見た目はスマートなのに爆笑連発の大阪人。
気を使いながらも場を和ませるバランスの良い方だった。
7弦ギターの演奏ももちろんグレート、
vice versaのFlyにショーロ的アプローチでやっていただき、
あの曲が本気でブラジル色を感じたのは初めてだった。
「おれは単に7弦が弾きたいだけやねん」
こちらもやはりストレート。

大阪のミュージシャンは皆かっこええな。

粉もの好きなのに、たこ焼きもお好み焼きも食べることができなかった。
体力と時間がなかったです。残念。
唯一寄れたのは、マーサというカフェ。
みんながおすすめするこのカフェ、木のテーブルや椅子がかわいらしい。
いただいたランチプレートは手作りの味がしてすごくほっとした。
自家製のパンもデザートもおいしくて、もっともっと食べたかった。

東京までの新幹線も。
やっぱり私は眠っていた。
いつも起きていたマツオさんもビールを飲んで眠っていた。
あっという間の2泊3日の旅ライブ。
思い出はいっぱいできた。


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